よくはじめて会う方やいただくメッセージで 「いつもブログのステキな情報ありがとうございます!」なんて
嬉しいお言葉をいただくこともあるのですが、月イチペースの更新も怪しい本ブログです。 楽しみにしてくれている方、本当にごめんなさい。仕事で忙殺されておりました。
来年はもっと更新頻度は上げていきたいなぁ、と思っています。
気づけば2017年も大晦日。
せっかくなので2017年を振り返ろうかと思うのですが、
よく「今年買ったもので何がよかった?」ということを聞かれるので
「2017年 鈴木佑介の買ってよかったモノ ベスト3 」
なんてのを考えながら、怒涛の今年を振り返ろうかと思います。
第3位:TASCAM DR-10L
はい、以前本ブログでも紹介したラベリアマイク レコーダー TASCAM DR-10Lです。
最近ではDR-10LWこと、ホワイトモデルも発売され、追加購入して2台体制です。
元々、ラベリアマイクはあまり目立たせたく無い派なので
白い衣装の時にこのホワイトモデルは最高です。
(本当はマイクのケーブルの根元をクリップにすこし丸めて
テンションかかっても大丈夫にした方が良いです) 実は9月〜12月の間、とあるイベント撮影でトークショーやらワークショップやらの 撮影を毎週行っていたのですが、ほぼ毎回このDR-10Lが活躍しておりました。
はじめは普通にワイヤレスで飛ばしてカメラで直接収録していたのですが、
何が起きるかわからないイベント撮影。 演者が送信機を落とす、電池がなくなる(これはこちらの注意不足) PA卓の電源がまさか落ちる、など割とトラブルが続出しまして(汗) 「この仕事、別録音して音声同期の方がむしろ安全」
という判断の下、DR-10L2台で切り盛りする、方向に舵を切りました。
実はこのデフォルトで付いてくるマイク自体の性能が良く
中音域を良い音質で捉えてくれる上、割と吹かれや擦れに強いのです。
小さいから演者への装着時の負担も少ないので本当に助かりました。
モニタリングができない、というのはありますが、
ぶっちゃけ「つけとけば幸せ」です。雑な表現ですが、大抵問題無いです。
そして、DR-10Lにはこういう使い方もできます。
RODE STEREO VIDEO X(ステレオマイク) + DR-10L!
要するにお客さんの反応や会場の雰囲気を捉える「エアー」として活用しました イベント時や特にコンサートとか合唱コンクールとか、この組み合わせ最高です。
ケーブルレスですから置いておいても邪魔にならないです。 間違いなく「テイク」撮影のマストアイテム、と呼べる逸品です。 ※コンサートとかで使うときは黒で統一した方がさらに良しでしょう
すっかりタスカマー(タスカムカスタマー)になった私でした。 (黒と赤、とか他のものに合わせやすいデザインが好き)
第2位:fotodiox VictorSoft(LEDライト)
2位はfotodiox社のVictorsoft(円形のLEDパネルライト)です。 近年のLEDパネルライトは本当に高性能になってきていて、四角が定番だったのですが 最近では「円形」のものが普及してきました。
円形の利点としては人物の「抑え」のライトとして使用した際に
人物のアイキャッチが円形で入る、ということです。 そして昔のようにLEDの粒がひかる、というより 一つの大きな面光源のため光が柔らかく、ダイヤルで光量もコントロールしやすいのが利点です。
また、Vマウントバッテリーが使用できるので
現場でマイク、照明ともにコードレスで運用できるのが最高です。
今年の夏に執筆させて頂いた
オススメしたfotodioxのLEDスポットライト J-500 3灯キットと組み合わせて各現場で使用しています。 こちらも同じくバッテリー駆動できるので現場のワイヤレス化に貢献してくれます。
↓円形LEDとスポットを活用してライティング
↓この映像のインタビューパートはfotodiox ZEROと fotodox J500 3灯キットでライティングしています ●日本電子専門学校 "確かな未来をはじめよう”
実はこの時使用したfortodioxのZEROシリーズは円形LEDの中でも「薄型」「軽量」のタイプで 地明かりがある前提で綺麗にライティングするには問題ないのですが 正直キーライトにするにはもう少し光量が欲しい印象でした。
そこで登場したのがfotodioxのVictorSoftシリーズです 要するに「高出力バージョン」です。※ZEROに比べると厚みがあります。
単純に同じサイズでも2倍の明るさがでます。
人物撮影、ブツ撮り、と様々な現場で大活躍です。
すでにご覧になったことがある方もいるかもしれませんが、
私、鈴木佑介、SanDiskさんのUltra 3D SSDのYou Tube広告に出演(!)させて頂いています。 ※厳密には制作の監修と照明を担当し、うちの助手くんに撮影、編集を担当してもらいました。
↓30秒なのでご覧ください。ロケパート以外はこのVictorsoftとJ-500でライティングしています。 ●SanDisk Ultra 3D SSD 映像作家 鈴木佑介氏編
いかがでしょう?結構イイ感じですよね? 私はサイズ違いで2500A(中型)と1200A(小型)の2台を所有しています。
合計20万円弱なので、決して安くはないと思いますが汎用性が高く、割と長く使えるライトだと思います。 個人レベルでも「写す」から「撮る」へ変革している今、
ライトを購入する人が増えているようで、私もよく「どんなライトを買えばいいですか?」と 聞かれますが、このfotodioxのVictorSoftもしくはZEROをおすすめします!
第1位:FE 24-105mm F4 G OSS
栄光の第1位はソニーのEマウントユーザーにしか響かないと思いますが 11月に発売されたFE24-105mm F4 G OSSです! 「え?いまさら24-105mm?」と思われる方もいるでしょうが
はい、今更出たんですよ、ソニーの24-105mm。
ビデオ撮影をされている方はわかると思いますが、
24-70mmなどはやはりあと一歩ヨリが足りないんですよね。
映像は「圧倒的なヒキ画とヨリ画の繰り返し」と定義をしている私にとって、 24-105mmや24-120mmは一眼動画撮影のマストレンズなのです。
ソニーの方に「24-105mmを作って!」と嘆願して3年。やっとです。
待っていました!という人は僕だけでは無いはず。 α7RⅢと同日発表だったのですが、RⅢには目もくれず、24-105mmを速攻予約しました(笑) 超解像ズームを併用すれば、もうお判りですね?大抵のものが撮れます。
今までレンズアダプターを使ってCanonの24-105mmとかを使っている人を多く見ましたが、
素直に購入をおすすめします。 ソニーの24-105mmは 最短焦点距離0.38cm 重量667g 「同じことができるなら、新しくて軽い方がいい」のです
画質もけっこうイイですよ!
<最近の常用 一眼動画セットはα7SⅡ + 24-105mm + RODE Video Mic Pro+です>
※別枠で書きますが、RODE Video Mic Pro+ オススメです。
特別賞:BMD Micro PANEL と DaVinci Resolve
「ベスト3」じゃねーのかよ、とツッコまれそうですが、ごめんなさい
紅白の安室ちゃんとか桑田さんと同じ特別枠です
今年の春からDaVinci Resolveデビューし、制作の8割をFCPXからDaVinci Resolveで行うようになった 2017年にこのMicroPanelの事を伝えずには終われません。
とにかく今、BlackmagicDesignから目が離せません。 (URSA MINI PROの後継機は出たら欲しいなぁ)
ちなみに DaVicniとMicro PANELについては2017年よりPRONEWSさんで不定期連載させて頂いているコラム
「鈴木佑介のLook Ahead -未来に備える映像制作」をご覧ください。
他にもいろいろ書いていますので読んでくださいね。 ↓画像クリックで記事へ飛びます
(こちらも仕事で忙殺されて、執筆ペースが遅くなっていますが、来年はもっと早めます。。) グレーディングをする、色で自分の世界をつくるのに、パネルは直感的に感覚的に操作ができます。
パネル自体はなくても問題はない、でも、あるともっとクリエイティブになれる。
プライマリ(色補正)はMicroでセカンダリ(演色)はMINIです。
私は今、MINI PANELが欲しくなっております(2018年の購入予告だと思ってください)
さて、執筆といえば現在発売中のビデオサロン2018年1月号で
今、注目のシネマカメラPanasonic EVA1のレビューを担当しております。
撮り下ろしの作例はDaVicni Resolve14で編集、カラーグレーディングを行っていますので
それも含めてご覧いただければ幸いです^^ ●Hayato Yoshida "Just Move Forward"
といわけで2017年を振り返ると、小布施でのFilmmakers Summitを皮切りに 同業のクリエイターさんとの出会い、そして各メーカーさんの素敵担当者さんとの出会い、
映像制作はもちろん、多数のセミナー、執筆、コンサルティング、PR映像出演、と
本当に幅広く活動させて頂いたものだなぁ、としみじみ思います。
改めまして、私と出会ってくれた皆様、チャンスをくれた方々、 私の助手くんをはじめ、支えてくれた方々、
本当にありがとうございました!みなさん愛してます!
2018年はどういう年になるか、まだなんとなくしか想像していませんが、 春から始まる予定のα Academy for Professionalをはじめ、
鈴木佑介、慢心せずに驀進していきたいと思います! 皆様良いお年を!
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