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執筆者の写真yskitchen

DR-10LはWedding撮影のマストアイテム


こんにちは!ジャパネット鈴木です(笑)

最近 私が良いものを勧めると みんな買っちゃうらしく、巷で 呼ばれてますw (別名、フォースの導きとか、教祖とか(笑))

今日ご紹介する商品はオーディオレコーダーです(笑)

TASCAMの ” DR-10L ”

という通販ノリではなく、コレ本当に超オススメなので記事にしました! 実は発売前なのですが、お借りしました!

ティアックさん ありがとう!

ところで、このレコーダー何なの?って話ですが、

「ウェアラブルマイクロリニアPCMレコーダー」

と銘打たれておりますが

要はポータブルの

ワイヤードラベリアマイクレコーダーです。

もっとわかりやすくすると、

①小さい本体に

②ラベリアマイクを付けて

③Micro SDカードに直接録音

できるレコーダーなのです。

なーんだ、そんな機材の話か、と思った人、甘いですよ!

このDR-10Lは表題の通り、Wedding FilmMaker をはじめ

ドキュメンタリーなどの「テイクする」現場で大活躍間違い無しのアイテムです!

近年Weddingの映像って「音」の要素を大事にしていて、

「生音」というか「言葉」をベースに物語を構成した編集が主流になっています。

私もかれこれ2012年からこうした「音」をベースにした映像を制作しているのですが

Weddingで音の収録を考えると

PA卓からXLRでラインをもらう、という事が中心になってきます。

一眼カメラですと、基本XLR端子もありませんし、

直接入力しても、コードを引っ張り回す事ができないので

Zoom H4とか(今だとH5とかH6とか使っている人が多いかな?)に

接続して録音。編集時に画と合わせる、という事が多いと思います。

これで披露宴などでマイクを通した音が直接レコーダーに入力されるので

会場内のざわめきや食器類などのカチャカチャとした音を切り離して

クリアな音声が録れるわけです。

ん?ライン音声メインなら、

別にこういうポータブルレコーダーなんて要らないんじゃん?

いやいやいや。

必要なんですよ。

日本のWeddingってまぁ、ヤ◯ザ的な、というか

不思議な世界でして

あくまで一部の会場(特に大手)ですが

私の様な持ち込み業者には何かと規制を敷く傾向があり

・外部の人間の外部の機器をPA卓に入れる事は許さない

 (要するに ラインすら録らせませんよ、と)

そんな事して「誰が得ですか?」って話なんですけど

誰も得しません。「すべてはお二人の1日のためにー」と言って

誰も得しない規制(いやがらせ)をします。 ハイ。脱線しました、戻ります。

そして単純な理由として

・ラインが取れないPA卓の場合(レストランとかで多い)

そうした時、どうやって音声を収録しましょう。

カメラのオンマイクだけでは心もとない事があります。

だから

スピーカーにラベリア貼り付けてレコーダーで録ったり(案外有効)

新郎の胸元にラベリアをつけて、音声を録ったりするのわけです。

しかも「有線」で

これ「無線じゃない」事がとても重要です。

まず、無線だと

・ごくまれに電波が途切れる事がある(たまにある)

・ごくまれに他のワイヤレスと混線する事がある(らしい)

特に結婚式場だと

ワイヤレスを新郎に付けると

「会場のシーバーと混線する危険性がありますから!」

と言って新郎へのマイク装着も断られる事があるのです。(実体験)

そんな時、有線で、接続先のレコーダー自体で録音します、というのは

一番有効!大抵黙って認めてくれます。

「フォーマル写真撮影のときには外してもらっても構いませんから」とか言えばさらに良。

そんなわけでいつも私はこういう組み合わせで使っていました。

ZOOM H1とラベリアマイク(割と安物のやつ)

↓懐かしい2013年の作品ですが、実際こんな感じです(これ1カメで撮ってます)

この会場、ラインがシステム的に取れなくて、

当時のカメラCanon 5D3にオンマイクRODE VIDEO MicPro)と 新郎の胸にラベリアマイク + レコーダーでどうにか対処しました。

基本いつも、こういう形で新郎のブートニアの脇にクリップでラベリアマイクをつけて、

レコーダー本体をジャケットの内ポケットに入れて、

録音しっぱなしにして、音声収録をしているのですが、問題はレコーダーのサイズです

私が使っているのはZoom H1というレコーダーで良い商品なのですが、 ポケットに忍ばせる事を考えると若干大きいんですよね

なので、常々もう少し小さいのがあればいいのになぁ、なんて思ってたら

出たわけですよ!DR-10L!(まだ発売前ね)

Zoom H1と比較してこんなに小さい!

ちなみにセット内容は

・レコーダー本体

・ラベリアマイク

・ベルトクリップ

・収納ケース(写真無)

です

そんな訳で、このDR-10Lを 早速Weddingの現場で使ってみました! ↓新郎の胸元をまさぐる すずきゆうすけ(私)

↓ブートニアの横にこっそり ジャケットの裏側にRycoteとかのシールみたいなのでカバーして仕込むのもアリだけど 

案外、擦れたりして音にノイズ入るのでジャケットの上にちょこんと付けるのがベター(経験上)

↓本体は内ポケに こっそり(本当に小さい!)

このようにサイズ感だけで買う価値アリなんですが、

さらにマイクが抜けない様にロックできる!のです!

誤動作しないようにRECやOFFはスライドスイッチ式(ポケットの中でスライドする事は無い)

※録音中は録音停止以外の操作を無効にする機能がついているそうなので実質AUTO HOLD

単4電池一本で駆動してMicro SDで収録

電池一本で10時間稼働!

実際普通にWedding当日6時間くらい回しっぱなしでも問題なかったです

マイクの先っぽは外れて、クリップの位置の付け替えもできます。

あと、コレのすごいのが

異なるレベルで2系統の同時録音ができるのです!(撮影後に知った)

※レベル違いで設定しておくと安心! 読み込む時になんで2種類同じ内容のファイルがあるのかな?と思いました

紹介はさておき、実際出来上がった映像がこちら! ◯4K Wedding Film:Toshimitus + Yui 【My Will】

ご覧になっていただいて、色々な音声の要素があったと思いますが、

カメラ:α7SⅡ + RODE Video Mic Pro

新郎 :TASCAM DR-10L

ライン:PA卓からXLR接続でZoom H4nで録音

と3つの音を録音しています。

DR-10Lの音声を活用した箇所は

①冒頭の新婦の手紙(DR-10Lのみ)

 →ライン音声は取れたのだけど、BGMとのMIXだったので

 新郎に付けたピンマイクの音声を使用(隣の音もこれだけ拾える)

②本編序章の新郎父のスピーチ(ライン音声とDR-10Lの音をMIX)

③挙式シーンで聞こえてくる新郎から新婦への手紙

(DR-10Lの音をざわめきやBGMを切り離すため少し加工)

 ※少しくぐもって聞こえるかもしれません

④挙式シーンの牧師の言葉と新郎新婦の誓約の言葉(DR-10Lのみ)

⑤エピローグの音声(ライン音声とDR-10LのMIX)

という感じです。

※Mix下手くそでごめんなさい(汗) WeddingでもMAかけたくなってきてます、最近。

あと録音レベルの件。

新郎に付けるマイクはポケットに入れる前提ですから、モニタリングなんて出来ません。

ですので、いつもオートレベルで回しっぱなしにしています。

今回のDR-10Lでもオートレベルで録音したのですが、イイ感じじゃないですか?

デフォルトの付属マイクもホワイトノイズも少なく、しっかり録れていたと思います。 (DR-10Lの性能なのかもしれない)

RODEアンバサダー的にはこのDR-10Lに高性能の「Lavalierあたりを付けて 音質の向上を図ってみようかな?なんて思っております。

Weddingの現場だけでなく、他

ドキュメンタリーの現場やイベント会場でもラインが取れない時があります。

演台の上にこのマイクとレコーダーを仕込んでおいたり、

スピーカーに貼り付けて直接録ったり、 少しでも音を綺麗に録る事ができれば、間違いなく映像の質も向上するはずです。

小さいからこそ、できる事が多くなるのだと思います。

そういう意味でも、映像の質を上げたい方、

このDR-10Lはマストバイですよ~!私は買います! (発売は2017年6月頃の噂。正式発表を楽しみに待ちましょう!)

※写真は使いたかっただけです(昨年夏に撮ってもらった)

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DR-10Lが気になった方!

実はなんと、発売前なのに、使用してレビューする事が条件でレンタル可能です!

しかも2週間借りれるんですよ! すげえなぁ、ティアックさん

みなさん是非使ってみてくださいね~!

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