先日12月23日、宮城県女川町の駅前商店街エリアに
待望の「地元市場ハマテラス」がオープンしました。
それと同時に駅前商業エリアが開業して一周年という事で
3日間にわたってイベントが開催され、
昨年のまちびらきイベントに引き続き、映像の制作をさせていただきました!
まずは映像をご覧ください。
▶︎女川駅前商業エリア開業1周年 地元市場ハマテラスグランドオープン
女川町を支援して下さった全国のたくさんの皆さんに、 いまの復興状況や町の賑わいを感じて頂きたいと思います。 さて、この映像も即日編集で帰京前に納品してきました。
結婚式でいうSAME DAY EDITというわけじゃないのですが、
それに近い状態でプチ撮って出し、が恒例化してきた感があります(笑) 来年もあるのかな????(汗)
昨年は5日間毎日撮影して、編集しつつ、
帰京前に完成させて、試写会したら町長が泣いた、という逸話もあります(笑)
直接携わっている方々にとっても、報われる瞬間って、こういう映像だったりを
余韻あるうちに見たり、共有する事だと思うのです。
こういう瞬間に撮って出しをやってよかったなーといつも思います。(編集大変だけどね)
※昨年の映像はこちら
震災からおよそ6年。 これでやっと駅前の商店街施設が揃ったわけです。
みなさんも聞いた事があるかもしれませんが
女川町は「復興のトップランナー」と言われ、様々な方々の力が集まり
他の地域と比べて、ものすごいスピードで復興が進んでいます。
(住宅地などはこれから、という所なので、完全復興にはまだ時間がかかるのですが)
※駅前エリアの俯瞰図(Mavic Proにて撮影)まだ工事は途中という事がわかっていただけるかと
女川町の「スピード」感について、実の所は
この町は「決断力がやたら速い」事が起因しているのではないか、と感じています。
仕事柄他の地域のお役所や町の方とお仕事の話をする事が多いのですが
女川町は「いいね!」となったら、だいたい次の日には事が進んでいる感じがしています。
思えば、ここは魚の町。そして目利きが集まる港町。
そう、迷っていたら魚は腐るし、鮮度は落ちる。ましてや競りで負けてしまうわけです。
だからこそ、そのスピードに乗れない人は内外問わず置いていかれてしまう。
そんな町だからこそ
町の中核を担う方々の判断力や決断力が絶えず研ぎ澄まされているんだと思います。
情報もそう、早く出さなければ、どんどん古くなってしまう。
鉄は熱いうちに打て
リリースは早めに打て
編集はさっさとやれ
と改めて感じました。
さて、ここからが本題なのですが
今日はストレージのお話です。
この女川の映像、
前回はFS5とα7SⅡを4k30pで
今回はFS5とα6500を4k24pで撮影しているのですが
撮影が数日間に及ぶと、かなりのデータ容量になるわけです。
昨年は外付けのSSD960GBでやりくりしながら
どうにか編集したのですが、
ぶっちゃけ4Kだとネイティブで編集して1TBを超えてしまう事なんてザラで
編集していて「アレ?空き容量ヤバイ。。。」みたいになる事も多々。
昨年は編集しながら使わなかった素材を消して、空きスペースを作りながら対応していました。
解決策として、外付けで容量を稼ごうにも
4Kを扱うなら最低でも600MB/sくらいで2TB以上は欲しいわけで
今でこそ、外付けで2TBのSSDがあれども速度面では
MBPの内臓フラッシュストレージの速度(900MB/s)には程遠く
そしてついでにProRessに変換した方がハンドリングしやすい
作業面でストレスを感じる事が多くなるのです(贅沢)
なので、今回は思い切って
先日導入させて頂いたG-Technology社の G-SPEED® Shuttle XLをどーん!と持ちこんでみました!
64TB(8TBのハードディスク × 8発)を
RAID5で平均850MB/sという速度・そして大容量!
これをThunderbolt2でMacBookProにつないで
なーんにも考えずにバンバン素材を取り込んで
ゴリゴリ編集してもサクサク動く!
モンスターモバイルマシンの出来上がり、なわけです。
(アメリカではこういう使い方をしているPVがある(笑))
このHDDのおかげで、鮮度を保ったまま、
手早く今回のハマテラスOPENの映像を形に出来たといっても
過言ではありません。正直去年よりも編集時間早かったです。 G-Technologyさん、ありがとう!!!
そして、時間短縮にはカードリーダーも優秀なものを使うと読み込みの速さが全然違います! 『サンディスク イメージメイト オールインワン USB 3.0リーダー/ライター』を使って MBPのSDカードスロット含め2枚のSDカードと1枚のMicro SDを同時読みこみ。
それをG-SPEED® Shuttle XLでProRessエンコード!
映像編集のマシンスペックってもちろんCPUだGPUだメモリなど構成する要因は
たくさんありますが、正直ストレージの速度をきちんと稼いだ方が
下手にマシンを買い替えるよりもハンドリングする速度が変わると思います。
特にMacに関していうと、上級モデルがあまりアプデされないので、
iMacとかMBPのスペックに一喜一憂しないで
素直にストレージにお金かけた方がいいと思います。
私はもともとPromise社のペガサスというRAIDのHDDを使っていたのですが
G-Technology社に乗り換えました。
あまり頻繁に持ち運ぶ事はないのですが
持ち運びが出来る利便性とこのMac ライクなデザイン、
大容量である事の安心感、そして実際使用してみての速度感と安定感に満足しています。
RAIDのHDDの導入で迷っている方、
これから4K60pの編集が当たり前になる今、
迷わずG-SPEED® Shuttle XLをオススメします。
決して安くはない買い物になりますが、絶対損はしませんよ!